2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

侘び茶の開祖とされる珠光。殿様の茶事とは対極。どこが違うのか、碗は雄弁に語る。

□■東洋陶磁美術館 【黄金時代の茶道具 ―17世紀の唐物 2の②】 □■ 足利将軍家の唐物コレクションである東山御物(ひがしやまごもつ)。残された絵画や茶碗などを眺めているうちに、日本の「床の間」は、言われるような仏壇の発展形などでは無く、東山御物の陳…

利休ばかりが有名だが、茶碗を見ると侘び茶の創始者、珠光の存在の巨大に気づく。

■ 東洋陶磁美術館 【黄金時代の茶道具 ―17世紀の唐物 2の①】 ■ 大阪中之島の東洋陶磁美術館。青磁・白磁などの世界的な優品を所蔵することで知られるが、 今回の「黄金時代の茶道具」も力の入った企画展です。関西でこれだけ、茶道具や茶碗が一 堂に会したこ…

【根津美術館】 尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅 ―光琳デザインの秘密―

燕子花(かきつばた)と紅白梅の屏風。いずれも琳派の巨匠、尾形光琳の代表作でかつ、国宝です。 紅白梅図は熱海のMOAで見ている人も多いでしょうが、両者が一堂に会するという、夢のようなマ ッチングが、東京・南青山の根津美術館で実現しました。17日…