2020-01-01から1年間の記事一覧
■古墳を巡り、継体天皇の謎を考える ⑤鉄を運んだ海上の道■ 鉄文明は朝鮮半島を経由して日本列島にやって来た。それは間違いないだろう。その時期は古墳時代。ちなみに古墳時代とは、縄文、弥生時代につづき、3世紀半ばから7世紀末までの400年余を指す。青銅…
■古墳を巡り、継体天皇の謎を考える ④即位の力の源泉は鉄■ 会社の役員人事などでも、本流から外れて海外などで冷や飯を食っていた人が、国内営業の本命を差し置いて、突然社長に就任して周りを驚かせたりする事がある。ビジネスが国際化に突入した時は、国際…
■古墳を巡り、継体天皇の謎を考える③あわや皇統断絶の危機■ 前回と話が一部重複して恐縮だが、世界遺産の百舌鳥・古市古墳群の、それぞれのエリアで最大は、仁徳天皇陵と応神天皇陵。大きいだけでなく古墳の姿の美しさでも1,2を争うだろう。さあそれでは一…
■古墳を巡り、継体天皇の謎を考える②仁徳天皇陵■ こちらの写真は仁徳天皇陵。僕がまだ東京住まいだったころの記憶で、大阪出張で飛行機に乗ると、堺あたりでは機は伊丹着陸に備えて相当高度を下げ、こまごまとした市街地の上を飛ぶことになる。そのとき、機…
■古墳を巡り、継体天皇の謎を考える①応神天皇陵■ 大阪府の世界遺産の百舌鳥・古市古墳群。仁徳天皇陵に次いで2番目に大きい応神天皇陵に過日、高校時代の仲間と出かけた。長辺の長さは425m。墳丘の底地面積は、ピラミッドよりもまた秦の始皇帝陵よりも広大…
楽しみにしていた3月7日、8日の「びわ湖リング」第3日、ワグナー「神々の黄昏」が中止になって、チケットも用意していただけに大落胆。ところが起死回生の大ヒットが放たれた。無観客演奏を行い無料のライブ・ストリーミングで配信が実現したのだ!そのDV…
浮世絵と印象派の話をしているのに、唐突かもしれませんが、下の画像はルネサンスの画僧、フラ・アンジェリコの傑作《受胎告知》です。フィレンツェのサンマルコ修道院(今は国立美術館)の階段を2階に上がったところにあるフレスコ画で、現地でご覧になった…
コートールド美術館は、ロンドンのナショナル・ギャラリーからも近いロンドン大学の付属施設です。小ぶりではありますが、マネやセザンヌ、ルノワールなど印象派、ポスト印象派の優品を所蔵していることで知られます。その世界巡回展が日本では東京都美に次…
郎世寧(イタリア人) 今年が読者の皆さまにおかれましても、健やかで実り多い一年となりますように、お祈りいたします。 さて、令和の年始を祝って掲げたこの白鷹の吉祥図。いきなりクイズにしてしまって恐縮なんですが、この絵の作者は、日本人でしょうか…