ボッティチェルリ、ミケランジェロ、ラファエロ。巨匠たちのトンド(=円形画)の競演を見た。

■□■□■ 【ウフィッツィ美術館で、ルネサンスの名宝を見て歩く⑤】 ■□■□■ トンドと言う絵の形態をご存じだろうか。トンドとはイタリア語で「丸い」と言う意味らしいですが 文字通り円形画。まるでカーブミラーのように、広角で凝縮された世界が描かれることが多…

イタリアの宝石は絵画だけじゃない。このトスカナ料理とワインの素晴らしさも至福なり。

■□■□■ 【閑話休題───イタリアのワインと料理に夜は更けて】 ■□■□■ ローマから列車でフィレンツェに入ったその日のことです。街がこじんまりして見どころも多い ので、思わず距離を歩いてしまいました。おまけに石畳のデコボコ具合も半端じゃない。さす がに…

ルネサンスの破戒僧、フィリッポ・リッピ。行状とは裏腹に、その絵は深遠かつ神妙なり。

■□■□■ 【ウフィッツィ美術館で、ルネサンスの名宝を見て歩く④】 ■□■□■ ひょっとしたら僕はウフィッツィの絵のなかでこの作品がいちばん好きかもしれない。画家フィリッポ・リッピ(1406~1469)は修道僧ながら、どうやら恋多き男らしく、大変な艶福家。この…

この童画的な幻想性を愛さずにいられない。ウッチェロは本当にルネサンスの人なのか?

■□■□■ 【ウフィッツィ美術館で、ルネサンスの名宝を見て歩く③】 ■□■□■ パオロ・ウッチェロ (1397-1475).。ルネサンス前期の画家。下の図の「サン・ロマーノの戦い」はフィレンツェ軍とシエナ軍の都市間戦争の模様を描いた大作で、惨劇を描いているはずなのに…

ヴァチカンのミケランジェロの大傑作、「最後の審判」を鳴門で見た。

【大塚国際美術館の陶板による原寸名画の復元は凄い】 かねて念願のイタリア美術旅行に、ようやく出かけることになりました。ローマではヴァチカン、フィ レンツェはウフィツィ美術館を主に、ルネサンスを訪ねる旅です。それで最近時々通っているのが 鳴門の…

「東方の三博士」は、「受胎告知」や「磔刑図」に並んで、最も親しまれるキリスト教絵画です。

■□■□■ 【ウフィッツィ美術館で、ルネサンスの名宝を見て歩く②】 ■□■□■ ユダヤの王たる者の誕生を知った東方の三博士は、はるばる星に導かれ、贈り物を携えヨセフ一家を訪れ、幼子イエスを礼拝します。新約聖書の「マタイによる福音書」伝えるところの物語。…

「受胎告知」ほど画家をインスパイアして、多くの作品を生んだ主題はないかもしれない。

■□■□■ 【ウフィッツィ美術館で、ルネサンスの名宝を見て歩く①】 ■□■□■ ウフィッツィ美術館まず3階に上がり、ほぼ年代順に絵を見ていく流れです。なのでいちばん おなじみのボッティチェリやダ・ヴィンチなどルネサンス盛期の画家は少し先。ジオットのあとは…

ビザンチンとは何か。ジオットの才能が、ビザンチンの伝統を壊して創ったものとは?

■□■□■ 【ルネサンスの名画を訪ねて、イタリアを旅しました②】 ■□■□■ ビザンチン美術の世界観を感覚的につかんでいただくため、代表例としてエジプトの修道院に 伝わる「聖母子のイコン」を掲げてみます。ずいぶんと平面的で動きがなく、禁欲的で すよねえ。…

ウフィッツィ美術館、最初の部屋でいきなり、ジオットの傑作「聖母子」に対面。

■□■□■ 【ルネサンスの名画を訪ねて、イタリアを旅しました①】 ■□■□■ ルネサンスの名画を訪ねて、ローマからフィレンツェの旅に出かけました。フィレンツェは、花 の大聖堂の名で知られるサンタ・マリア・デル・フィオーレが街のシンボル。ルネサンスの奇跡 …